営業活動にリソースを割いているものの、なかなか成果に繋がらず悩んでいませんか。
また、営業人材の不足や、業務の属人化によって、新規顧客の開拓が思うように進まないケースも少なくありません。
本記事では、営業活動の課題を解決する手段として注目される営業BPOについて、メリット・デメリット、導入の流れを詳しく解説します。
自社の営業体制を強化し、コア業務に集中できる環境を整えるためのおすすめサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの営業BPOサービス3選
サービス名 | 画像 | 公式サイト | サービス詳細 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
セルサポ | ![]() | 公式 | 詳細 | ・月額4.8万円からの低価格 ・営業の周辺業務を幅広く依頼可能 ・スタートアップや中小企業に最適 |
カリトルくん | ![]() | 公式 | 詳細 | ・優秀なフリーランス専門チームが支援 ・月額10万円からの固定料金で安心 ・複数の施策をPDCAで実行 |
セイヤク | ![]() | 公式 | 詳細 | ・BtoB特化の豊富な取引実績 ・営業プロセス全体をカバーする総合力 ・全国対応可能な安定したリソース |
業界特有の商習慣や顧客特性を熟知した、実績あるパートナーを選ぶことが成功の鍵
2|選び方2:依頼したい業務内容に対応しているサービスを選ぶ
アポイント獲得やクロージングなど、自社の課題解決に必要な業務範囲を明確にする
固定報酬、成果報酬など自社の予算や事業フェーズに合った料金体系か確認する

〇こんな人におすすめ
- アポイント/受注数を増加させたい
- 大手企業の開拓を進めたい
- 決裁者とのアポイントを増やしたい
- テレアポやメール、フォームなど従来の営業施策に限界を感じている
- LinkedInを含むSNS活用法を知りたい
〇この資料でわかること
- 大企業決裁者の開拓ノウハウ
- 誰でも今日から決裁者アポを取る方法
- 新時代の営業手法「LinkedInセールス」
営業のBPOとは
営業BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、営業活動に関する一連の業務プロセスを、外部の専門企業に継続的に委託することです。
単なる「業務の丸投げ」ではなく、専門家の知見を取り入れて営業部門全体の最適化を図る、戦略的な経営手法と位置づけられています。
委託範囲はテレアポやリスト作成といった個別のタスクに留まりません。
多くのBPOサービスでは、営業戦略の立案から実行、効果測定、そして改善提案まで、包括的なサポートを提供します。
自社のパートナーとして深く関わり、長期的な視点で売上向上に貢献してくれます。
BPOと営業代行の違い
営業BPOと営業代行は混同されがちですが、目的と委託範囲に明確な違いがあります。
項目 | 営業BPO | 営業代行 |
---|---|---|
目的 | 営業プロセスの全体最適化・継続的な改善 | 特定の営業課題の解決 |
委託範囲 | 戦略立案から実行・分析まで、プロセス全体 | テレアポや商談などの特定業務 |
契約期間 | 1年〜 | 数ヶ月〜 |
営業代行はテレアポや商談といった特定業務を短期的に代行します。
一方、営業BPOは営業戦略の立案から実行、分析、改善提案、さ人材管理までを含めた「事業プロセス」全体を継続的に委託します。
長期的な視点で営業部門全体の生産性向上と最適化を目指すか、短期的な課題解決を目指すかで、どちらを選ぶべきかが変わります。
営業のBPOサービスを利用するメリット3選
営業BPOサービスを活用することで、企業は多くのメリットを享受できます。
以下の代表的な3つのメリットを解説します。
1|自社で営業するより効率的に成果を出せる
専門家のノウハウで迅速に成果を達成し、商談化率や成約率の向上を実現
2|営業人材の教育コストを削減できる
即戦力チームの確保による、採用・育成にかかる時間とコストの大幅な削減
3|本格的な商談に集中できる
非コア業務の委託による、自社担当者が最重要業務に集中できる環境の実現
自社で営業するより効率的に成果を出せる
営業BPOサービスを提供する企業は、営業に関する豊富なノウハウと専門知識を持っています。
多種多様な業界での成功事例やデータを基に、効果的な営業戦略を立案・実行してくれるため、自社だけで手探りで進めるよりも迅速かつ効率的に成果を期待できます。
最新の営業ツールや手法にも精通しているため、常に最適なアプローチが可能です。
結果として、商談化率や成約率の向上に直結し、売上拡大を加速させることができるでしょう。
営業人材の教育コストを削減できる
優秀な営業人材を自社で採用し、一人前に育成するには多くの時間とコストがかかります。
採用活動にかかる費用や、研修期間中の人件費、教育担当者の工数などを考えると、その負担は決して小さくありません。
営業BPOを活用すれば、即戦力となるプロの営業チームをすぐに確保できるため、これらの採用・教育コストを大幅に削減できます。
急な欠員や事業拡大で急遽リソースが必要になった場合でも、柔軟に対応できる点も大きなメリットです。
本格的な商談に集中できる
営業活動には、多くの準備・補助業務が伴います。
- 営業リストの作成
- アポイント獲得のための架電・メール
- 各種資料の作成・送付
- アポイントの日程調整
上記の非コア業務に時間を取られ、本来注力すべき顧客との商談や関係構築がおろそかになっているケースは少なくありません。
営業BPOに業務委託することで、自社の営業担当者は最も重要なコア業務に集中できます。
結果的に、一件一件の商談の質が向上し、全体の生産性アップと成約率の改善につながります。
営業のBPOサービスを利用するデメリット3選
多くのメリットがある一方で、営業BPOの導入には注意すべき点が3つ存在します。
1|自社に営業ノウハウが蓄積されなくなる
営業活動の知見が外部に留まり、自社の資産としてノウハウが蓄積されないリスク
2|営業活動の詳細を可視化しにくくなる
営業プロセスの不透明化によるブランド毀損や、迅速な軌道修正が困難になる可能性
3|自社だけで営業全般をカバーできなくなる
外部への長期的な依存による社内営業機能の衰退と、契約終了時の売上急落リスク
自社に営業ノウハウが蓄積されなくなる
営業プロセス全体を外部に委託すると、日々の営業活動から得られる知見や顧客の生の声が、社内に入ってきにくくなります。
成功したアプローチ方法や、失注した原因などの貴重なノウハウがBPOベンダー側に留まってしまい、自社の資産として蓄積されません。
将来的に営業を内製化しようと考えた際に、スキルや知識が不足し、再び外部に頼らざるを得なくなるという依存関係に陥るリスクがあります。
そのため、定期的なレポーティングや情報共有の場を設け、BPOベンダーと密に連携することが重要です。
営業活動の詳細を可視化しにくくなる
外部に営業活動を任せることで、具体的に「誰が」「どのような」アプローチを行っているのかが見えにくくなり、ブラックボックス化するおそれがあります。
委託先が自社のブランドイメージに合わない営業手法をとっていた場合、顧客からの信頼を損なうことにもなりかねません。
営業プロセスの透明性が確保されていないと、問題が発生した際の迅速な対応や軌道修正が難しくなります。
契約前に、活動内容の報告体制やコミュニケーションの頻度について詳細に確認し、透明性の高いベンダーを選ぶことが不可欠です。
自社だけで営業全般をカバーできなくなる
長期間にわたり営業BPOに依存していると、社内の営業機能が徐々に衰退していく可能性があります。
自社で営業戦略を考え、実行する機会が失われるため、市場の変化に対応する能力や、新しい商材を自力で拡販する力が弱まります。
万が一、契約しているBPOサービスが終了したり、委託先が事業を撤退したりした場合、自社の売上が急激に落ち込むという深刻な事態に直面しかねません。
BPOはあくまで経営戦略の一環と捉え、完全に丸投げするのではなく、自社の営業力を維持・向上させる意識を持つことが重要です。
営業のBPOサービスを契約するまでの流れ

営業BPOサービスを効果的に導入するためには、計画的なステップを踏むことが大切です。
契約に至るまでの一般的な流れを解説します。
1|1.自社の課題を明確にする
具体的な営業課題の洗い出しと数値目標の設定による、BPOサービス選定の軸の明確化
2|2.導入するBPOサービスを選ぶ
実績・対応業務・料金体系を基に複数社を比較検討し、自社に最適なパートナーの選定
3|3.BPOサービスを展開している会社と契約する
詳細な要件のすり合わせと、業務範囲や責任の所在などを明記した契約の締結
1.自社の課題を明確にする
最初に行うべきは、自社の営業活動における課題を具体的かつ明確に洗い出すことです。
- 新規のアポイント数が足りない
- 商談からの成約率が低い
- 営業リソースが慢性的に不足している
上記のように具体的な問題を特定します。
課題が曖昧なままBPOを導入しても、期待した成果は得られません。
数値的な目標(例:月間のアポイント数を20件増やす、成約率を5%向上させる)を設定することで、BPOサービス選定の軸が定まり、導入後の効果測定もしやすくなります。
2.導入するBPOサービスを選ぶ
自社の課題が明確になったら、次はその課題を解決できるBPOサービスを選定します。
世の中には多種多様な営業BPOサービスが存在するため、複数の企業を比較検討することが重要です。
選定時には、以下の3つのポイントを特に重視しましょう。
- 同業種の営業実績:自社と類似した商材での成功体験があるか
- 対応業務の範囲:自社が委託したい業務をカバーしているか
- 料金体系:自社の予算や事業フェーズに適しているか
資料請求や問い合わせを通じて、自社の要件に最もマッチするパートナー候補を絞り込んでいきます。
選び方1:同業種の営業実績が豊富なサービスを選ぶ
自社と同じ業界や、類似した商材を扱った実績が豊富なベンダーを選びましょう。
業界特有の商習慣や顧客の特性、効果的なアプローチ方法を熟知しているため、スムーズに業務を遂行し、高い成果を期待できます。
公式サイトの導入事例などを確認し、自社と親和性の高い実績を持つ企業を優先的に検討するのが成功への近道です。
選び方2:依頼したい業務内容に対応しているサービスを選ぶ
営業BPOと一言でいっても、サービス内容は企業によって様々です。
アポイント獲得に特化したサービス、インサイドセールス全般を担うサービス、クロージングまで一貫して代行するサービスなど、その対応範囲は多岐にわたります。
自社が洗い出した課題に基づき、「どの業務を」「どこまで」委託したいのかを明確にし、そのニーズに応えられるサービスを選びましょう。
選び方3:希望の料金体系があるサービスを選ぶ
営業BPOの料金体系は、主に「固定報酬型」「成果報酬型」「複合型」の3つに分けられます。
料金体系 | 特徴 | 費用相場 |
---|---|---|
固定報酬型 | 毎月一定額の費用を支払う | 月額50万円~70万円 |
成果報酬型 | 成果に応じて費用が発生する | 1アポイントあたり1.5万円~5万円 |
複合型 | 月額の固定費に加え、成果に応じた報酬を支払う | 月額固定費+成果報酬 |
それぞれの特徴を理解し、自社の予算や事業フェーズに合った料金体系を持つサービスを選びましょう。
3.BPOサービスを展開している会社と契約する
候補となるBPOベンダーを絞り込んだら、担当者と打ち合わせを行い、詳細な要件を詰めていきます。
自社の課題や目標を改めて共有し、具体的な業務内容やKPI、報告形式などをすり合わせましょう。
双方の認識に齟齬がないことを確認した上で、見積もりを取得し、契約を締結します。
契約書では、業務範囲、責任の所在、情報セキュリティに関する取り決め、そして契約解除の条件などを入念に確認することがトラブル回避のために不可欠です。
営業のBPOサービスを導入すべきタイミング
営業BPOは企業の特定のフェーズや状況において特に効果を発揮します。
導入を検討すべき代表的な2つのタイミングを紹介します。
1|初期費用がかかる事業をリリースするとき
新規事業立ち上げ時の初期投資とリスクを抑え、プロの力で迅速な市場開拓を実現
2|営業人材が不足しているとき
即戦力となる外部リソースの活用による活動量の担保と、機会損失の防止
初期費用がかかる事業をリリースするとき
新しい事業やサービスを立ち上げる際、営業体制をゼロから構築するには多大な初期投資が必要です。
人材の採用や教育、営業インフラの整備には時間もコストもかかり、事業が軌道に乗るまでの大きな負担となります。
このようなタイミングで営業BPOを活用すれば、低リスクで迅速に営業活動をスタートさせることが可能です。
プロの営業チームが即座に市場開拓を進めてくれるため、事業の垂直立ち上げを実現し、早期の収益化を目指せます。
営業人材が不足しているとき
「商談の機会は多いのに、対応する営業担当者が足りない」「既存顧客の対応に追われ、新規開拓まで手が回らない」といった営業人材の不足は、多くの企業が抱える課題です。
このようなリソース不足は、売上拡大の大きなボトルネックとなります。
営業BPOは、この課題に対する即効性の高い解決策となり得ます。
外部リソースを活用することで、自社の営業チームを増員したかのように活動量を増やすことができ、機会損失を防ぎながら着実に事業を成長させることが可能です。
おすすめの営業BPOサービス3選
さまざまな企業の課題解決に貢献する、おすすめの営業BPOサービスを3つ厳選してご紹介します。
各サービスの特徴を比較し、自社に最適なパートナーを見つけてください。
サービス名 | 画像 | 公式サイト | サービス詳細 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
セルサポ | ![]() | 公式 | 詳細 | ・月額4.8万円からの低価格 ・営業の周辺業務を幅広く依頼可能 ・スタートアップや中小企業に最適 |
カリトルくん | ![]() | 公式 | 詳細 | ・優秀なフリーランス専門チームが支援 ・月額10万円からの固定料金で安心 ・複数の施策をPDCAで実行 |
セイヤク | ![]() | 公式 | 詳細 | ・BtoB特化の豊富な取引実績 ・営業プロセス全体をカバーする総合力 ・全国対応可能な安定したリソース |
セルサポ – 月額4.8万円で営業雑務をすべて支援

引用 :セルサポ
- 月額4.8万円からの圧倒的低価格
- 営業の周辺業務を幅広く依頼可能
- コストを抑えたい中小企業に最適
「セルサポ」は株式会社Emoooveが提供する営業特化型のBPOサービスです。
最大の特徴は、月額4.8万円からというリーズナブルな価格で、営業リスト作成やアポイント調整、資料作成といった営業の周辺業務を幅広く依頼できる点にあります。
コア業務に集中したいが、コストは抑えたいと考えるスタートアップや中小企業にとって、非常に魅力的な選択肢です。
営業担当者が面倒な雑務から解放され、生産性を最大化するための強力なサポートを提供してくれます。
カリトルくん – 月額10万円からフリーランス集団が営業支援

引用 :カリトルくん
- 優秀なフリーランス専門チームが支援
- 月額10万円からの固定料金で安心
- 複数の施策をPDCAで実行
「カリトルくん」はStockSun株式会社が運営する、定額制の営業支援サービスです。
審査を通過した優秀なフリーランスで構成された専門チームが、営業戦略の立案から実行までをワンストップで支援します。
月額10万円からの固定料金で、テレアポやフォーム営業など複数の施策をPDCAを回しながら実行してくれるため、費用対効果の高い営業活動が可能です。
正社員を一人雇用するよりも低いコストで、即戦力となる営業チームを確保できるのが大きな強みです。
セイヤク – 2,800社以上と取引したBtoB特化の営業代行サービス

引用 :セイヤク
- BtoB特化の2,800社超の実績
- 営業プロセス全体をカバーする総合力
- 全国対応可能な安定したリソース
「セイヤク」は人材業界大手のウィルオブ・ワークが提供する、BtoBに特化した営業代行・アウトソーシングサービスです。
2,800社を超える豊富な取引実績で培ったノウハウと、人材会社ならではの採用・育成力を活かし、質の高い専門チームを構築します。
営業リスト作成からクロージング、カスタマーサクセスまで、営業プロセス全体を高いレベルでカバーできる総合力が魅力です。
全国50以上の拠点を持ち、エリアを問わず安定した営業リソースを提供できるため、大規模なプロジェクトや全国展開を目指す企業にとって心強いパートナーとなるでしょう。
BPO業界が「やめとけ」といわれる理由
BPO業界に対して「やめとけ」という否定的な意見が聞かれるのは、過去に質の低いサービス提供者による失敗事例があったためです。
- 成果が出ないまま高額な固定費だけが発生する
- コミュニケーションが一方的になっている
- 営業プロセスがブラックボックスになっている
- 自社のブランドイメージを損なう活動が行われている
上記のネガティブな経験が、「BPOは費用をかけたのに無駄になった」という悪い評判につながっています。
しかし、あくまで一部の業者による問題であり、信頼できるパートナーを選びさえすれば、BPOは極めて有効な経営戦略となり得ます。
まとめ
営業BPOは、正しく活用すれば、企業の成長を阻害するリソース不足やノウハウ不足といった根深い課題を解決する、強力なエンジンとなり得ます。
プロの営業力を外部から取り入れることで、自社チームは商談などのコア業務に集中でき、組織全体の生産性を飛躍的に高めることが可能です。
実績や透明性、自社との相性を重視し、事業の成功を共に目指す「戦略的パートナー」を選びましょう。
この記事で紹介したポイントやサービスを参考に、ぜひ貴社に最適なBPO活用法を見つけ、ビジネスのさらなる飛躍を実現してください。

〇こんな人におすすめ
- アポイント/受注数を増加させたい
- 大手企業の開拓を進めたい
- 決裁者とのアポイントを増やしたい
- テレアポやメール、フォームなど従来の営業施策に限界を感じている
- LinkedInを含むSNS活用法を知りたい
〇この資料でわかること
- 大企業決裁者の開拓ノウハウ
- 誰でも今日から決裁者アポを取る方法
- 新時代の営業手法「LinkedInセールス」