フィットネスクラブと専門学校を中心に、Web広告の運用代行を手がける合同会社HONOBE様。代表の保延様がすべての案件のプロジェクトマネージャーを務め、土日祝日も止まらない365日の運用体制で、クライアントの獲得単価(CPA)改善に向き合ってきました。事業をさらに伸ばすため、新規の商談を安定して生み出し続ける仕組みを求めていたHONOBE様は、広告出稿データを起点にしたリストづくりの解像度を評価し、Emoooveをパートナーに選んでいただきました。2026年8月中旬に初期設計を始め、9月1日にアウトバウンドコールを開始。約2週間で1ヶ月間のKPI(6件)を達成し、1ヶ月間で13件のアポイント(KPIの約2.2倍)を創出。商談の質についても高い評価をいただいており、案件化率は36.4%を実現しています(2026年10月現在も支援中)。
成果ハイライト
| 企業名 | 合同会社HONOBE |
|---|---|
| 会社概要 | 2021年設立。リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などの運用型広告に特化した広告運用会社。代表の保延様がすべてのプロジェクトのPMを務め、業務委託メンバーによる365日の運用体制、広告アカウントの全開示、4週間サイクルのクリエイティブABテストなど、成果に直結する運用を徹底している。全国展開する大手フィットネスクラブや美容系の専門学校など、フィットネス・スクール領域で長期の運用実績を持つ。Google Partner認定。 |
| 業種 | Web広告運用代行 |
| ターゲット | Web広告を出稿しているフィットネスクラブ(ジム・ピラティス・ヨガ・子ども向けスクールなど)と専門学校のマーケティング・広報・集客ご担当者 |
| 活用チャネル | アウトバウンドコール |
| インタビューにご協力いただいた方 | 合同会社HONOBE 代表社員 保延 広太 様 ポータルサイトの営業を経て、広告代理店で約6年半にわたり営業から広告運用までを幅広く担う。2021年に合同会社HONOBEを設立。広告代理店向けの営業支援や、プロジェクトの立ち上げ・立て直しにも携わってきた。現在はすべての案件のPMとして、クライアントの広告運用に直接向き合う。 株式会社Emooove(イムーヴ) 峰(聞き手) |
| 支援前の課題 |
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| プロジェクトサマリ |
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| 立ち上がり(9月1日〜13日) | 架電167件、担当者接触27件(接触率16.2%)、アポイント5件(アポイント率3.0%)。9月14日に6件目を獲得し、約2週間で1ヶ月間のKPIを達成 |
|---|---|
| コール開始から1ヶ月間(9月) | 架電471件、アポイント13件(KPI 6件に対して約217%)、アポイント率2.8%(KPI 0.8%) |
| 担当者接触率 | 9月21日〜10月4日の2週間で19.3%(KPI 10%) |
| アポイント先 | フィットネスクラブ運営会社の取締役・経営戦略部長・ディレクター、専門学校の広報部・入学相談室など |
本日はよろしくお願いいたします。まずは、HONOBE様の事業について教えてください。
一言でいえば、広告運用の会社です。サイト制作やSEOなど、周辺の領域もご相談いただくことはありますが、基本的には運用型広告の運用に特化しています。媒体はリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告と、運用型であれば幅広く扱っています。
どのようなコンセプトで事業を運営されているのでしょうか。
私たちが大切にしているのは、広告費をたくさん使っていただくことではありません。コンセプトは、必要なマーケットに、必要な予算で広告を出すことです。
ですから、広告予算を大きくしましょうという提案はほとんどしません。むしろ、マーケットの規模に合わせて予算を下げましょう、と提案することのほうが多いくらいです。たとえば、特定のエリアで事業をされている会社さんであれば、成果の根拠が見えない認知施策に予算を割くよりも、獲得単価に直結するところに集中したほうがいい。そこにフォーカスしています。
実際の運用では、どのような点を大切にされていますか。
私たちのところにご相談いただくのは、KPIが明確で「この金額で獲得したい」という目標をお持ちのお客様です。その目標を、より低い獲得単価で達成する。特別な必殺技があるわけではなく、やるべきことをきちんとやり続けるという考え方です。
たとえばLP(広告の遷移先となるページ)も、作り込みの完成度よりも、ABテストを続けられる状態を重視しています。訴求軸ごとにパターンを用意して3本を同時に走らせ、4週間で評価して入れ替える。このサイクルを守り続けることが大事で、「これさえあれば勝てる」という黄金のLPはないと考えています。
広告運用を外部に任せている企業は多いと思います。そのなかで、運用会社を切り替えるのは勇気のいる判断ですよね。
お客様は、運用の細かいテクニックまで比較して選ぶわけではありません。最終的には「誰がやるのか」に納得していただけるかどうかです。だからこそ私は、すべての案件のPMを自分で担当しています。担当者が頻繁に変わることがなく、分析から改善提案まで一貫して責任を持てる。そこを評価していただいていると思います。
保延様のご経歴も伺えますか。
前職ではポータルサイトの営業をしていて、その後、広告代理店で6年半ほど働きました。営業として入社したのですが、ベンチャーだったので、運用も含めて全部自分でやらなければならない組織でした。そこで一通りできるようになったのが今につながっています。
そこで鍛えられたうえで、独立されたのですね。
はい。もう一社、広告代理店向けの営業支援の会社もやっています。営業の立ち上げを半年ほど手伝ったり、うまくいっていないプロジェクトの立て直しに入ったりと、少し特殊な仕事をしてきました。

弊社へのご相談は2026年7月で、8月中旬から初期設計、9月からコールを開始しました。当時はどのような課題をお持ちだったのでしょうか。
シンプルに、新規の商談数をもっと確保したかったんです。以前も外部の営業支援を活用していたのですが、始めて数カ月を過ぎると、毎月の件数が伸びにくくなっていました。事業の採算を考えると、ここは変えなければいけないと考えていました。
件数が伸びにくくなった要因は、どこにあったとお考えですか。
一番はリストです。リスティング広告を出している企業を集めてリストにしていたのですが、同じ企業に何度もアプローチすることになり、リストを広げられていませんでした。
新しいパートナーを探すにあたって、リストを広げ続けられるか、リストの精度が高いか、そしてメンバーの力。この3点が選ぶ基準になったと理解しています。
そうですね。リストがいずれ枯渇することは分かっていたので、「そこをどうつくるのか」を一番の判断基準にしました。ただ、話を聞くと、同じようなやり方でしか企業を抽出できない会社さんが多かったんです。
そのなかで、Emoooveを選んでいただいた決め手を教えてください。
まず、リストづくりに対する解像度が高かったことです。広告タグが入っているかどうかで出稿企業を洗い出し、推定の広告出稿額や業界で絞り込める。そのうえで、担当者レベルまでリストに入っていたので、これは担当者に届きやすいのではないかと思いました。
もう一つは、提案の場でのやり取りから、「この人たちならやれる」という感覚が伝わってきたことです。
ありがとうございます。ご提案では、企業の絞り込みに加えて、部署直通番号とマーケティングご担当者のお名前をお見せしていました。代表電話から入ると、Web広告の担当者にたどり着くまでに時間がかかります。最初から決裁に近い方へ届けられるかどうかが、アウトバウンドの成果を大きく左右すると考えています。
また、弊社は1時間あたりのコール件数を追うよりも、架電前の準備に時間をかけ、アポイント率で回収する設計を取っています。HONOBE様の商材は「切り替え」を検討していただく提案なので、量より一件ごとの精度が効くと考えました。

初期設計では、ターゲットをフィットネスクラブと専門学校に定め、月の広告予算が100万円前後の企業を中心にリストを組み立てました。弊社のデータベースで広告タグや推定出稿額を確認し、さらにGoogleの広告透明性センターとMetaの広告ライブラリで、どのサービスの広告を出しているかまで特定しています。
スクリプトでは、3つの点を押さえました。1つ目は、「〇〇(媒体)で〇〇(サービス名)の広告を拝見しまして」と、相手の広告を確認したうえでお電話していることを伝えること。2つ目は、相手の業界に合わせて、HONOBE様の同じ業界での事例とCPAの実績をお伝えすること。3つ目は、すぐの切り替えを迫るのではなく、セカンドオピニオンとして改善のご提案をお聞きいただけないか、という形でお時間をいただくことです。
受付では「Google広告のご担当者様」と用件の対象を明確にしてお呼び出しすることで、取り次ぎがスムーズになりました。コール開始から約2週間で1ヶ月間のKPIである6件に届き、1ヶ月間では13件のアポイントになっています。担当者接触率も、KPIの10%に対して20%近くで推移しました。
9月下旬からは、広告予算の規模などアポイントの条件をお電話の中で確認してから日程を打診する運用に変えました。件数よりも、HONOBE様が勝負できる商談を優先するためです。反応が良かったのは、全国展開する大手フィットネスクラブでの実績、代表の保延様が一貫して担当されること、そして365日の運用体制の3点でした。月間予算、目標CPA、現状のCPA、現在の代理店との契約形態といったヒアリング内容も、アポイントと一緒に共有しています。
実際にお会いいただいている企業さまの質や温度感は、いかがですか。
質はとても高いと感じています。そもそも当日に来ないということがまずありませんし、直前のキャンセルもほとんどない。皆さん、何の話をするための時間なのかをきちんと理解したうえで来てくださっています。そういう意味で、とてもいい商談になっています。
今期中に、勝負をかけられる案件も3〜4件ほど見えてきました。2回目の提案に進められる先もあります。
伝えるべきことを伝えられていて、会うべき方に会えている、ということですね。進め方についても、率直なご意見をいただけますか。
特に言うことはあまりないですね。コールをしている方もすごく丁寧にやってくれている感じがしますし、リストもこれまでとは毛色が違う。営業電話を受け慣れて身構えている相手ではなく、きちんと話を聞いてくれる相手に当たれている印象です。全体として、いい進め方ができていると思っています。
コールを担当している山崎さんの存在も大きいですね。

今後の進め方として、ターゲットごとの特性も踏まえてご相談させてください。
専門学校は、年間の予算で動くところがほとんどです。年度の途中で切り替えることはまずなく、来年度の予算に合わせて検討いただく形になります。ですから、年内にどれだけ接点をつくれるかが勝負です。一方、フィットネスクラブはいつでも検討いただける業界です。
そうなると、まずは専門学校へのアプローチを先に進めるのがよさそうですね。専門学校については、広告予算の条件をやや広げながら、エリアは引き続き絞り込んで進めます。フィットネスクラブは、時期や切り口を変えながら、改めてアプローチしていく形を考えています。
それがいいと思います。専門学校は、アポイントを取りやすい業界だと思っています。

最後に、今後のEmoooveへのご期待をお聞かせください。
今の進め方で十分だと思っています。このプロジェクトは、少なくとも来年度末までは続けたいと考えています。私たちのお客様は年間の予算で動くので、短期の数字だけで判断するものではありません。焦りすぎると、かえって長続きしないことのほうが多い。やるべきことを着実に続けてもらえるのが一番ありがたいですね。
ありがとうございます。リストの拡張やセグメントの見直し、お断り理由の分析とスクリプトへの反映を、日々の結果を見ながら続けていきます。専門学校の年内のアプローチを着実に進めつつ、フィットネスクラブや新しい業界も時期に合わせて開拓し、保延様が商談とクライアントの運用に集中できる状態をつくっていきます。本日はありがとうございました。

| 支援前 | 支援後 | |
|---|---|---|
| リスト | 同じ企業へのアプローチが重なり、リストを広げられていなかった | 広告タグ・推定出稿額・出稿サービス名で抽出し、条件を見直しながら拡張し続けるリストに |
| アプローチ先 | 代表電話からでは、Web広告の担当者に届きにくい | 部署直通番号・担当者名を活用し、担当者接触率はKPIの約2倍に |
| 絞り込み条件 | リスティング広告を出しているかどうかが中心 | 推定出稿額(月100万円前後)・業界・エリアで優先度を付けて架電 |
| 商談の質 | まずは商談数の確保が課題だった | 無断欠席・直前キャンセルがほぼなく、目的を理解した相手と商談。今期中に勝負できる案件が3〜4件 |

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